2023年度「中国の最も美しい本」が発表
2023年度の「中国の最も美しい本」の選出結果が6日に上海で発表された。中国国内外のトップレベルのブックデザイナーからなる審査員が審査を重ねて選出した「消失的名菜(失われてしまった料理)」や「姑蘇橋(蘇州の古橋の写真集)」など、中国の出版社24社が出版している書籍25作品が、来年2月にドイツ・ライプツィヒで行われる「世界で最も美しい本コンクール」へ中国代表として出品されることになった。
今年度の「中国の最も美しい本」に選ばれた作品を見ると、中国の要素を活用したり、中国をテーマにしたりした「中国テイスト」の作品がたくさんあったほか、大胆なチャレンジに挑んだデザインの作品もある。
例えば、「消失的名菜」の内容は非常に貴重で、広州博物館が所蔵する歴史あるメニューやレシピを基に、伝統的であるものの失われてしまった料理を再現、アップデート、イノベーションしている。「転動世界的小発明:螺絲起子与螺絲演化的故事」は、「局部から全体を見る」をテーマに、外観も内部も全て黒で統一され、横長で左綴じという、大胆なチャレンジに挑んだデザインとなっている。
「中国の最も美しい本」の選出は2003年から始まり、これまで19年連続で、合わせて471の作品が選出された。うち446作品が「世界の最も美しい本」コンクールに出品され、うち23作品が賞を受賞し、2作品が金賞を獲得している。(編集KN)
「人民網日本語版」