Archive for 7 月, 2023

上海市内で青い海を満喫!

上海市南郊外の金山区に位置するビーチ。約3.5kmの砂浜と、人工的に濾過された青い海が広がっており、海水浴やマリンスポーツを楽しむことができる。敷地内には更衣室、シャワー室、キャンプエリア、歩行デッキ、屋台、子供用の遊具エリアなども。ビーチバレーやビーチサッカーの競技場、音楽フェスの会場としても利用されている。入場料は夏季平日30元、土日祝日50元(身長130cm以下の子供と65歳以上は無料)。冬季は閉鎖されている。

住所上海市金山区山陽鎮沪杭公路7555号
電話番号021-5793-6507
営業時間8:30-21:30 ※時期によって変更あり
休業日1月1日〜6月19日 ※年度によって変更あり
クレジットカード不可
駐車場あり
日本語不可
ホームページhttp://www.shjscb.com/html/
行き方地下鉄1、3、15号線「上海南站」駅3号出口付近に乗り場入り口がある金山鉄路(地下鉄と同じように乗車可)に乗ります。終点「金山卫」駅で下車します(乗車時間は直通30分、各駅停車約50分)。南口を出てタクシーで約5分。※駅付近にシェアサイクルもあり。

唐の詩人描いたアニメーション映画「長安三万里」

「長安三万里」というタイトルは明の時代の文人・陳子龍の「従軍行」からつけられた。「長安」は、高適や李白といった詩人にとって「理想の地」であり、「三万里」は、これらの詩人と理想の距離を示しているという。

唐の様子をリアルに再現すべく、制作チームは準備段階から、陝西省や四川省などに足を運んで情報収集に励んだほか、関連書籍約100冊を参考にしたほか、図や絵といった資料を合わせて膨大な準備作業を行った。作品には長安や揚州、黄鶴楼、胡姫酒肆、曲江池、岐王府、梁園、雲山城、万里の長城の外となる塞外など、数多くの唐代の景色や建築物が登場する。主役の李白と高適のほか、杜甫や王維といった同時代の詩人、さらには草書の名手として知られる張旭、行書の名手であった李邕、剣舞の技が非常に高名だった裴十三なども登場しており、唐の有名人が勢揃いしている。また、「床前月光を看る、疑うらくは是れ地上の霜かと」や「黄河の水天上より来たるを、奔流海に到りて復た回らず」、「愁うる莫れ前路知己なきを、天下誰れ人か君を識らざらん」といった、お馴染みの唐の時代の名詩48首も出てくるため、繁栄した唐代の様子が、まさに「フルコース」で紹介されている。

ネットユーザーの関雅荻(ハンドルネーム)さんは、「これまでに感じたことのないような複雑な感情に襲われ、見終わった後は、大泣きしたくなった。この168分のアニメーション映画は、約1300年前の国が大きく変化する時代において活躍した様々な性格や才能を備えた文化界の大御所と言える人々の物語を描いており、初めて映画を通してアイデンティティを感じることができた。昔の中国人の精神的世界や高貴な人格を見ることができた」とコメントしている。

上海夏の過ごし方

夏も真っ盛り。蒸し暑さや蚊に悩まされるこの時期、上海の人々はどうやって過ごしているのだろうか?中医的に体を冷やしてくれるスイカや緑豆といった食材や、日本ではほとんど使われることが無くなっている蚊帳など、今回は上海ならではの夏のグッズを紹介していこう。

夏の食べ物

绿豆百合汤 lǜ dòu bǎi hé tāng

緑豆とユリのスープ、中医に基づいた食べ物で体を冷やしましょう

週末学校に緑豆百合汤を用意しております、ぜひ飲んでみてください

酸梅汤 suān méi tāng

乌梅をメインに金木犀、陳皮、甘草、サンザシ、氷砂糖を煮込み作る甘すっぱいドリンク、喉を润し腸胃の動きを整える

果物が高い日本と違い、

上海流のスイカ食べ方は半分割ったスイカをそのままスプーンで食う

熱中症対策薬

上海では夏場、戸外で働く人々などに熱中症対策グッズが準備されている、上述したスイカや緑豆のスープなどの他、「风油精」や「六神花露水」といった熱中症対策の薬も準備される。外用薬として汗疹予防などにも使うことができる。

六神花露水 liù shén huā lù shuǐ

体に塗るとスッキリ爽やか!汗疹防止の効果がある、虫除けにもなる、匂いがよいから

洗濯の時やお風呂の時もよく使う

风油精 fēng yóu jīng  と清凉油 qīng liáng yóu

ハッカやユーカリを主成分とした独特の香り

小さいから携帯に便利、かゆみ止め、酔止め、熱中症予防の効果がある

安眠グッズ

凉席 liáng xí

草、竹、藤や牛皮などの材料の伝統凉席

近年では化学繊維でひんやり感がある布製の寝具も「涼席」という名で売られている

サイズはオーダメードできる

蚊帐 wén zhàng

「蚊帳」と聞いても、どんなものか知らないという日本の若い人も多いかもしれない。中国では今も健在。さすがにクーラーなどが完備された都会では使われなくなってきてはいるものの、大学の宿舎や地方などではまだまだ有効な蚊よけ手段としての存在感を示している。

漢院9月の課外授業