3分でつかむ「中国語」
普通語(共通語)
中国は日本の26倍もの面積をもつ広大な国で、非常に多くの方言があります。例えば「上海語」や「広東語」などは「北京語」と比べてみるとまるで外国語ほどの違いにもなってしまうんです!
ELCで学習できるのは、北京語を標準化した共通語「普通話」です。これが日本で一般的に言われている中国語。現在はテレビの普及によって中国どこでも「普通話」が通じます。普通話をマスターすれば中国旅行どこに行っても心配ないのはもちろん、世界中のチャイナタウンでも使えますよ!
簡体字
漢字の画数を減らして簡略化した漢字を「簡体字」(かんたいじ)といいます。中国ではこの「簡体字」を採用しています。慣れないはじめは書きにくいかもしれませんが、「普通語」の学習にはかかせないものですから、少しずつ慣れていきましょう。慣れてしまえばむしろ書きやすい位です。香港や台湾では現在でも旧字体を使用していてこれを「簡体字」に対して「繁体字」といいます。
ピンイン
「上海」は「シャンハイ」という発音が知られていますが、漢字を見るだけでは、中国語を発音することは出来ません。そこで中国では漢字の読み方をローマ字で表す「ピンイン」が用いられています。たとえば上海にピンインを付けた場合は「shanghai」になります。ね、なんとなく読めるでしょ?中国語学習はまずこのピンインから始まります。
声調
中国語には4種類のイントネーション「声調」があって、同じmaの発音でも「第一声」「第二声」「第三声」「第四声」では意味が異なってしまいます。つまりこの声調がとっても大事なんです!声調はそれぞれ「―」「/」「V」「\」の声調符号で表します。第一声は受話器が外れた時の「ツー」という平らな音。第二声はびっくりした時の「えぇっ?」、第三声はがっかりした時の溜息「あ~ぁ」、第四声はカラスが一声「カァ」。こんなイメージです。
どうでしょう、中国語がなんとなくつかめましたか?