受講生インタビュー
(左一はTさん 漢院成都課外授業)
私は2020年12月から上海に駐在しており、漢院には2021年2月からお世話になっています。
私が会社で所属する部門は、日本語が流暢な中国人スタッフばかりですので、会社で中国語を必要とする場面が殆どありません。
2月に中国語を学び始める際に「何か目標があった方がいい」と思っていましたが、自分の置かれている環境を踏まえ、まずは「1年以内にHSK5級に合格する」という目標を立てて学習に取り組みました。
日本人であれば、漢字を見れば何となく内容が理解できるので、読解や作文については過去問を勉強すれば徐々に得点が取れるようになりますが、やはり一定程度の単語力は必要です。特にヒアリングは「音」で理解する必要がありますので単語力は必須です。私のように、仕事において中国語を話す必要に迫られる場面がない場合、ただ漠然と勉強するのではなく、「試験勉強のプロセスの中で単語力を増やしていく」という方法を試してみても良いかもしれません。
4級の試験前1ヶ月程度は、HSKの過去問を教材にして、基本的な文法から試験問題を解くテクニックまで、漢院の先生方に丁寧に指導して頂きました。4級の試験準備を通じて、試験勉強のコツやり方を何となく掴むことが出来たので、5級の受験にあたっては、漢院のレッスンにおいては試験対策せずに、休日の空き時間や通勤中に過去問に取り組みました。
その結果、2021年10月に実施されたHSK5級の試験に何とか合格し、「1年以内にHSK5級に合格」という目標をクリアすることが出来ました。ただ、試験に合格したというだけで、コミュニケーションの能力はまだまだそのレベルにはないと思っています。今後はリスニングやスピーキング能力を強化して、「職場の中国人スタッフ同士の普通語の会話を理解する」「住んでいるマンションの受付の方と、その日の出来事を中国語で話せるようにする」ということを目指したいと思っています。そして、将来的には、HSK6級にも挑戦したいと思っています。
その目標に向けて、漢院では、週に4コマ(週末2コマ、平日2コマ)と庞老师のグループレッスン(听说教程)を受けるようにしています。庞老师のグループレッスンでは、聞いた内容を書いたり話したりする訓練をしており、私の苦手なリスニングを強化するのに大変役立っています。現在は、コロナの影響でリアルのレッスンが難しい状況ですが、コロナの状況が落ち着いて対面でのレッスンが再開される日を楽しみにしています。